2️⃣第2話 自立学習は「自習」ではありません
2026年07月16日 12:46
「自立学習」と聞くと、
・「一人で黙々と勉強すること」
・「先生が教えない学習」
をイメージされる方が少なくありません。
しかし、それは自立学習の一部しか見ていない考え方です。
私は約20年間、中学校・高校で英語を教えてきました。
その中で、多くの生徒と関わる中で気づいたことがあります。
勉強が苦手な子ほど、「勉強しない」のではなく、
「何をどう勉強すればいいのか分からない」のです。
例えば、「今日は自習です」と言われたとき、
成績が伸びる子は自分で課題を見つけ、
優先順位を考え、
必要な勉強を始めます。
一方で、勉強に苦手意識がある子は、「何から始めればいいのだろう」と迷い、
時間だけが過ぎてしまうことがあります。
この違いは、能力の差ではありません。
「学び方を知っているかどうか」の違いです。
だからこそ、自立学習は放置ではありません。
最初は先生や伴走者が、「今のあなたには、この学習が必要だよ」と道筋を示します。
そして、少しずつ自分で考え、選び、進められるように支えるのです。
私はこの姿を、自転車の練習によく例えます。
最初から一人で乗れる子はいません。
最初は支えてもらい、転びながらバランスを覚え、少しずつ手を離していく。
その過程があるからこそ、最後は一人で走れるようになります。
勉強もまったく同じです。
「教えてもらう力」ではなく、「自分で学ぶ力」を育てること。
それが、私が考える自立学習です。